都子基金から寄付をいただきました

世界の子どものためにつかいます

7月15日、オウム真理教に殺害された坂本弁護士一家のお一人である坂本都子(さとこ)さんの 大学時代のお友達が中心となって都子基金が設立されました。基金の活動には、人権に関する公開 講座など4つの柱があるのですが、その一つの目的「アジアの子どもたちへの支援活動」の一環として、 最初に国際子ども権利センターに200万円を寄付してくださいました。 そのご寄付もインドの子どもを支援するNGOであるバタフライズとCWCへの支援金として使います。

(以下7月15日付朝日新聞からの抜粋)


生きたあかし「都子基金」

オウム真理教による坂本弁護士一家殺人事件で亡くなった坂本堤弁護士の妻都子さんの遺族と大学時代の 友人らが、遺族が起こした民事訴訟で支払われた賠償金の一部で「都子基金」を設立した。マザー・テレサの生き方に 感銘を受けた都子さんは障害者や恵まれない子どもらのボランティア活動に携わり、それが堤さんと知り合うきっかけにも なった。
「娘の生きたあかしに」と父親の大山友之さんが友人に呼びかけた基金は第一回の寄付として、200万円を
国際子ども権利センターに贈る。
都子さんは学生時代、中国帰国者や生活保護受給者の子どもの家庭教師をボランティアでしたり、「福祉の原点が みたい」とインドに旅行していた。堤さんと知り合ったのも、ボランティアとして参加した車椅子で生活する障害者らの 全国集会だった。2年ほど前、遺族が教団を相手取って起こした民事裁判の判決に基づき、破産管財人が大山さんら に賠償金を配当した。
大山さんは、都子さんの追悼会などをしてきた大学の同級生らに相談。賛同した五人が話し合い、
1000万円の基金を設立。事件や人権をテーマにした公開講座、アジアの子どもたちや犯罪被害者への支援活動、 都子さんの遺稿集の出版などにあてることにした。
基金の事務局を務める川崎市の団体職員谷口真弓さんは「都子さんは生活困窮者がどうして苦しい立場に置かれて いるのか、それを受け入れられない日本の社会とは何かを、常に考えていた。そんな彼女の遺志を引き継いでいきたい」 と話している。